

現在のお仕事内容を教えてください。
本社のプロジェクト推進課で、ロボットの導入支援をしています。導入支援とは、現場にロボットを取り入れる際、スムーズに業務をスタートできるようお手伝いする仕事です。たとえば、導入に向けた提案書や説明資料を作成したり、実際に現場に赴いて動作確認や不具合対応を行ったりしています。お客様に安心してロボットを使っていただくための「橋渡し」のような役割ですね。
導入前の段階で、清掃ロボットがきちんとゴミを吸い取れるか、ケーブルを巻き込まないかといった細かな検証もしています。
GLOBESHIPを選んだ理由は何ですか?
就職活動では、「長く働ける会社で、できるだけ人と関われる仕事がしたい」と思っていました。大学で建築やインテリアを学んでいたため、建物に関連する仕事に興味があり、先生から「建物がある限り、清掃や設備の仕事はなくならない」と聞いたことも印象に残っていたんです。
学生時代、アルバイト先のビルでよくGLOBESHIPの社員さんを見かけ、その姿から「信頼できる会社だ」と感じていました。会社説明会では若い社員の方が明るく話していて、業界の堅いイメージが一変。温かい雰囲気の中で自分らしく成長できそうだと思い、入社を決めました。

やってみたい気持ちを、ちゃんと受け止めてくれる場所です
思いついたことを気軽に話せる雰囲気があり、先輩も「面白いね」とまず受け止めてくれます。失敗しても一緒に解決策を考えてくれるので、安心して挑戦できるんです。
実際に働いてみて気づいた、仕事の魅力や面白さは?
もともとSF映画好きで、ロボットにも親近感を持っていました。入社して感じたのは、ロボットの「動かし方」よりも「伝え方」の奥深さです。使う人によって理解度も環境も異なるため、「どうすれば分かりやすく伝わるか」を常に考え、工夫しています。たとえば、初めてロボットを触る方にも操作方法が伝わるよう、写真や矢印を多めに入れたマニュアルを作ったり、実際の動きを動画で紹介したりといった工夫をしています。自分の工夫で「これなら使えそう」とお客様に言っていただけると、この仕事の楽しさを実感します。
仕事を通じて学んだことや、自分が成長したと思えることはありますか?
入社当初は、人前で話すことや上司に意見を伝えることが苦手でしたが、上司から「自分の意見は、思ってるだけじゃ伝わらない。言葉にしないと伝わらないんだよ」と教えられたのが転機になりました。自分の考えを口に出すことで、業務がスムーズに進む場面が増えたんです。今では、会議やお客様との打ち合わせでも意見を求められることが多く、自分の発言が採用される喜びも感じています。緊張する場面もありますが、少しずつ自信を持って話せるようになり、社会人としての成長を実感しています。
お客様や外部の方々との交流はありますか?
ロボットの導入支援では、お客様や現場の方とのやり取りが欠かせません。導入前には、実際に現場へ伺ってロボットを動かしながら説明を行い、導入後も「使いにくい点はありませんか?」とヒアリングをしています。現場で直接お話しすることで、マニュアルの改善点や新たな課題が見えてくることもあるんです。営業担当の方と一緒にお客様へ提案を行うこともあり、「このロボットいいね!」と言っていただけるととても嬉しいですね。
お客様だけでなく、ロボットメーカーともやり取りします。清掃ロボットの動きを検証して、「ここをもう少し改善してほしい」という意見をメーカーに伝えると、実際に採用していただけることも多いです。自分の提案が形になって、現場でロボットが活躍している姿を見られたときには、達成感を感じます。
現場の雰囲気や、同僚との関係性はどうですか?
部署の雰囲気は、とてもフランクです。上司や先輩も話しかけやすく、日常の何気ない会話やランチを通して、自然と距離が縮まりました。体調がすぐれないときには、柔軟な対応をしてもらえる点もありがたいです。職場全体では女性社員が増えており、働きやすい環境づくりが進んでいると感じます。困ったときにはすぐに相談できる安心感があり、新しい挑戦も応援してくれる、あたたかい職場です。
お仕事の中で、とくにやりがいを感じるのはどんなときですか?
私は、ロボットは単に人の代わりをする存在ではなく、人と一緒に働く「パートナー」だと思っています。導入支援の仕事では、現場の方やメーカーの方、お客様など多くの人と関わりながら、「どうすれば人とロボットがうまく協業できるか」を考え続けているんです。自分の改善提案やおすすめした設定が採用されて、ロボットが現場で実際に役立っている姿を見ると、社会が良い方向に変化していくのを支えている実感が湧きます。「自分の仕事が誰かの支えになっている」と感じられるのが、一番のやりがいになっています。
AIやロボットが進化しても、「人の力」は必要です
ロボットにできないこと――たとえば、においや違和感を感じ取ることができるのは、人間だからこそ。人とテクノロジーが一緒に働く未来を、現場から支えていきたいです。

「自分らしく働けている」と感じるのはどんなときですか?
私の部署では、「やってみたい」と手を挙げれば、年次や役職に関係なく任せてもらえる自由さがあります。新人や若手の意見でも、まずは「面白いね」と受け止めてくれるので、提案するのが怖くありません。たとえ失敗しても、責めるのではなく「次にどうするか」を一緒に考えてくれる上司や仲間がいるんです。挑戦とサポートのバランスが取れた環境だからこそ、自分のペースで成長できるし、「やってみたい」という思いを形にできます。そんな働き方ができるこの職場は、好奇心旺盛な私の性格にも合っていると感じています。

今後チャレンジしていきたいことや、目指している姿を教えてください。
ロボットの導入支援に携わる中で、資料づくりにはだいぶ慣れてきました。今後は、「自分の言葉で伝える力」をもっと伸ばしたいと思っています。上司や先輩のように、豊富な知識と経験をもとに、聞く人の立場に合わせて分かりやすい説明をできる社員になるのが目標です。たとえば、お客様から急に「この資料について説明して」と言われても、自信を持って話せるようにと、日々練習を重ねています。
また、業務の幅を広げるために、ビルの管理や運営に関する専門資格「認定ファシリティマネジャー」の取得にも挑戦中です。知識と表現力の両面から成長し、頼られる存在を目指していきます。


これから入社を希望している方々にメッセージをお願いします。
世の中ではAIやロボットが進化し、「人の仕事が減るのでは」と不安に感じる方もいるかもしれません。でも、「人にしかできない仕事」は必ずあります。たとえば、ロボットには感じ取れない「におい」や「違和感」を見つけられるのは、人だからこそ。私たちの仕事は、そうした「人の力」と「テクノロジー」の両方を活かしながら、建物を快適に保つことなのです。
DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関心がある方や、新しい仕組みを現場で試してみたい方には、とても刺激的な環境だと思います。ロボットの改善提案や導入サポートでは、技術の進化を肌で感じられますよ。建物がある限り続くこの仕事で、自分らしくキャリアを築きたい方と一緒に働けることを楽しみにしています。