

現在のお仕事内容を教えてください。
さいたま新都心にある高層ビルの所長として、ビル全体のマネジメントを行っています。設備・清掃それぞれのスタッフ計16名を統括し、安全で快適な環境を維持することが使命です。テナント様のレイアウト変更や入退去工事など、さまざまな打ち合わせや提案書の作成を通して、日々多様な課題に対応しています。また、トラブルやクレーム発生時には迅速に現場確認を行い、関係者との調整を図ることも重要な業務の一つです。責任ある立場として、信頼に応えられる体制づくりを意識しています。
GLOBESHIPを選んだ理由は何ですか?
大学では化学を専攻しており、就職活動では「環境改善に関わる仕事がしたい」という思いがありました。そんな中、GLOBESHIPの説明会で「快適環境の創造」という言葉と出会い、「設備とエネルギーの管理を通して人が働く“場”を支えることも、一つの環境改善だ」と感じ、入社を決意しました。
最終面接の際、退室する私に対して人事の方がかけてくださった「頑張れ」という励ましの言葉が心に残っています。多くの会社で面接を受けましたが、真正面から応援してくれたのはGLOBESHIPだけでした。「この会社には人を大切にする温かい風土がある」と感じましたし、その一言は今でも仕事への原動力になっています。

チームで働くことの楽しさを、毎日感じています
所長という立場でも、年齢では自分が一番下。それでも先輩方が対等に意見を交わしてくださり、支え合える関係ができています。一緒に働く仲間たちが、現場の一番の財産です。
実際に働いてみて気づいた、仕事の魅力や面白さは?
私たちが管理しているさいたま新都心にある高層ビルは、埼玉県内でも有数の高層ビルです。我々の任務は、入居する多くのテナント様や利用者様が常に快適に過ごせるよう、環境を整えること。そこに大きなやりがいを感じます。空調や電気、水道といったライフラインを安定的に稼働させるためには、細やかな点検とスピーディーな判断、そして日々の念入りな準備が欠かせません。責任は大きいですが、その分、達成感も大きいです。
仕事を通じて学んだことや、自分が成長したと思えることはありますか?
一番の成長は、「自分の仕事」から「人の成長」に関心が移ったことです。入社当初は自分の仕事をこなすことで精一杯でしたが、班長、主任、そして所長という立場を経験し、意識が大きく変わりました。今は、部下一人ひとりの成長をどう支えるかを常に考えるようになり、教えることの難しさと面白さを実感しています。最初は不安そうだった社員が少しずつ仕事を覚え、後輩に指示を出せるようになる姿を見ると、本当に誇らしく感じます。できなかったことができるようになる瞬間を間近で見られるのは、現場ならではの喜びですね。
お客様や外部の方々との交流はありますか?
日々多くのお客様や、オーナー様、工事関係者の方々と打ち合わせを行います。レイアウト変更や工事の相談など、内容は多岐にわたりますが、常に心がけているのは「スピード感を持って対応し、できるだけ直接お話しすること」です。トラブルが起きたときほど、迅速に現場へ赴き、お客様の声を聞くことが大切になります。問題が解決して「助かりました、ありがとう」と言っていただけた瞬間には、すべての苦労が報われたように感じます。
以前、お客様との「運動不足ですね」という雑談がきっかけで、地震時の安全確認も兼ねて、一緒に35階まで階段で上ったことがありました。15分ほどかけ、息を切らして上りきったときには、顔を見合わせて大笑いしてしまいました。そんなやり取りを通じて距離が縮まり、信頼を築けることもこの仕事の魅力です。
現場の雰囲気や、同僚との関係性はどうですか?
所長という立場ですが、じつは自分が一番年下という環境です。現場の雰囲気はとても穏やかで、チーム全体が協力的です。先輩方は経験豊富で面倒見がよく、私が業務で悩んだり、やる気が空回ったりしているときには、「落ち着いていこう」と声をかけてくださいます。
互いに思いやりを持ち、支え合いながら成長していける、このチームの雰囲気を心から誇りに思います。仲間たちのために快適な職場環境を維持できるよう、最年少の所長として、できるだけ威厳を保ちつつフラットに話せる関係づくりを意識しています。
お仕事の中で、とくにやりがいを感じるのはどんなときですか?
ビルの環境維持は、毎日の作業の積み重ねです。設備や清掃、警備など多くの人が関わり、一つでも歯車がずれると快適な環境は保てません。だからこそ、お客様が何事もなく快適に過ごせる日々そのものが、私の一番のやりがいになっています。
そしてもう一つのやりがいは、仲間の成長です。現場が大型ビルなので、研修のために若手社員をお預かりすることがあるのですが、研修に来た若手が別の現場で活躍している様子を見聞きすると、自分のことのように嬉しくなります。
落ち着いて見せることで、チームの安心を守る
トラブルのときほど、内心は焦っていても冷静さを心がけます。所長としての振る舞いが、仲間の落ち着きにもつながるからです。信頼は、一つひとつの行動の積み重ねだと思っています。

「自分らしく働けている」と感じるのはどんなときですか?
私はもともと心配性なタイプで、設備の不具合を修繕したあとも「本当に直っているか」と何度も確認してしまいます。その慎重さのおかげで、再発しそうな不具合を早期に発見できたこともありました。個性を活かし、自分らしいやり方で勝負できるのは嬉しいです。
プライベートをしっかり確保できるのも、ありがたいですね。私にとって、休日子どもと過ごす時間は最高のリフレッシュです。家族と全力で笑い合える時間があるから、仕事でも余裕を持って人に向き合うことができます。家庭と仕事の両方が、今の自分を形づくっていると感じています。

今後チャレンジしていきたいことや、目指している姿を教えてください。
所長職に正式に就任したばかりということもあり、今は目の前の現場をより良くすることが一番の目標です。現在勤務しているビルは、多くのテナント様が出入りする施設ですので、業務の幅も広く、まだまだ改善できる余地を感じています。まずはスタッフ全員が働きやすく、お客様にも信頼される現場運営を確立すること。その積み重ねが、自分自身の成長にもつながると思っています。今後は資格取得にも挑戦し、知識と経験の両面で頼れる所長を目指していきたいです。


これから入社を希望している方々にメッセージをお願いします。
知識や経験よりも、「やってみたい」という気持ちを大切にしてほしいです。私も最初はビル管理の知識がまったくありませんでしたが、先輩方に教わりながら一つひとつ覚えてきました。入社前は不安もありましたが、いま振り返ると「挑戦してよかった」と心から思います。
自分らしく、いろいろなことに挑戦しながら得意分野を見つけていけるのが、GLOBESHIPの魅力だと思います。ビル管理はさまざまな業務に関わる機会があり、調べることや工夫することが好きな人にはとても向いている仕事です。環境を支えることに少しでも興味がある方は、安心して飛び込んでみてください。きっと、自分の成長を実感できるはずですよ。